続けることのむずかしさと続けるために必要なこと
何かを始める、何かをやめる、何かを続ける。
一番難しいのは、「何かを続ける」ということ。僕も、2年後に会社を辞めるためにいろいろと準備をしよう、と思っていますが、2年間それを続けることが一番難しいだろうな、と感じています。
自分の意志の弱さに対して常に「このクソ野郎め!ゴミクズ!」と苛め抜いて十数年が経つのですが、これは自分だけではなくみんなそうなんだ、ということを誰かと呑みながら気づかされることが最近多々ありまして。少し安心はしているのですが。
僕は、学生時代まとまった時間を運動部に所属してた、とかではないので、そういう人よりも地味な作業を継続する、という能力は低いのです。たまに、本当にストイックに同じことを繰り返せる人を見ると、心から尊敬の念があふれて止まりません。蛇口壊れっぱなしです。
- 作者: 石田淳
- 出版社/メーカー: フォレスト出版
- 発売日: 2006/10/30
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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そこで、 ≪「続ける」技術≫ という本を読んでみたのですが、何かを続けるのが難しいのは、その対象行為よりも手軽で即効性のある代替行為が存在することが原因だそうです。
例えば、「健康のために毎朝ランニングをしよう」という行為の報酬は、「続けたことによる体調や体型の改善や、気分的なリフレッシュ効果」ですが、「二度寝をする」という行為によって、より手軽に「二度寝の快感」という、前述の報酬と同等の報酬が得られる場合、人間はどうしてもそちらに流されてしまうんだとか。
つまり、世の中には代替行為が満ち溢れていて、人間が手軽で即効性のある快感を与えてくれる行為に流れるのは、仕方がないことだ、と。
では、その「続けられない」理由を踏まえながら、「続ける」ためにすべきことは何か。それは、以下の2つにまとめられます。
- 代替行為を物理的に実行不可能な状態にする
- 対象行為に対して更なる即効性のある報酬を付け加える
つまり、「代替行為を減らして(もしくはハードルを高くして)、対象行為の報酬を増やそう」ということです。それだけ。
もう少し「続ける」ということに対して踏み込んでいろいろと考えていきたいのですが、とりあえずそれだけを意識していれば、少しは何かを続けやすくなるのではないかと思います。
それを意識し続けることが難しいのかもしれませんが。